私は13歳でギターを始めました。
楽器店に行って1万5千円のフォークギターを購入しました。
と同時に、教則本も一緒に購入しました。
ギターの弾き方が丁寧に解説してあります。
今のように、YouTubeや動画などの教材がなかったので、本で学ぶしかありませんでした。
あとは、知っている人に聞くしか方法がなかった時代です。
幸いギターの上手な友達がいて、彼のお兄さんがギターを弾いているということで、
この友達からいろいろと教えてもらいました。
今から考えると大したことではないのですが、当時はこれくらいしかギターのマスター法はありませんでした。
考えられないくらい、入手できる情報が少ない時代でした。
ですから、ギターが上手な友達がいるというのは、それだけで大変有利な状況だったのです。
そのほか、大都市圏と地方でも大きな違いがありました。
東京であれば、毎日いろいろな場所で、あらゆるジャンルのミュージシャンたちが演奏を行っています。
楽器が上達する一番の早道は、上手な人の演奏を見て、それを真似することです。
そういった意味では、いつでも一流ミュージシャンの演奏を見ることができる東京は
地方に比べると圧倒的優位なのです。
今から40年前の新潟の状況は、私の興味のある有名ミュージシャンがやって来るのは年に数回です。
これが、東京と地方の差なのです。
どう考えても、東京に住んでいた方がプロミュージシャンになれる確率は高いのです。
さて、結果の出る人と結果の出ない人の差は何でしょうか?
大きく分けるとその差は2つあります。
結果の出ない人は、「行動していない」か「やり方を間違えている」の2点です。
普通に考えると、この2つが原因として考えられます。
私のコンサルタント経験から言わせてもらえば、そのやり方を知っているけど、行動していない人があまりにも多いのです。
理屈だけ知っているということになります。
また、やり方を間違えているというのも、非常に多いのが現実です。
最初は、セミナーに参加したり、コンサルタントに指導してもらい正しいやり方をマスターしたにも関わらず、徐々に自分たちのやりやすいやり方や楽なやり方になってしまいます。
これを、自社用にアレンジしたなんて言いますが、それが間違いの元なのです。
自社用にアレンジするとは、ズバリ自社でもできるようにやり方を変えるということです。
はっきりいうと、正しいやり方が徐々に自己流になってくるのです。
確かに、できないことはやれませんが、できることばかりやっていても、何ら現状は変わらないでしょう。
自分たちは変わらずに、結果を出したいというのは都合のいい話です。
さらに、「行動しているけど、結果が出ない」という人もいます。
原因として考えられるのは、行動する量が少ないことです。
やはり、結果を出すためには、ある程度の量をこなさなければいけません。
そして、量こなすことで質は確実に上がります。
最近の潮流として、最初から質を求める人が多くなりました。
その結果、「量より質」「短期間で成果が出ないならやめる」のです。
量より質というは、大量行動をしたくないという一見正しい言い訳です。
また、数ヶ月で成果が出るのであれば、誰も苦労はしません。
シンプルで簡単なこと程、
長期間継続しなければ成果がで出ないものが多いのが現実です。
たとえば、「笑顔のあいさつ」「元気に振る舞う」「3S活動」などです。
話を整理すると、正しい方法で、大量行動すれば最短で結果が出るということです。
正しい方法とは、結果を出している人のやり方です。
自己流のアレンジなど全く必要ありません。
プロミュージシャンになる早道は、まずはプロミュージシャンの演奏を見て、真似ることです。ビジネスの世界もまったく同じです。
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