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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

良い社風、悪い社風…社風を作るのは誰だ?


仕事柄、様々な業種・業態の企業にお伺いします。 企業には、その企業特有の文化や社風とがあります。 もっとわかりやすく言えば、社内の雰囲気です。



そこで今日は、社風についてわかりやすく解説します。



社風とはひとことで言えば、「その企業の持つ独特な雰囲気」ということです。 企業の歴史や組織の人間関係、仕事のスタイルなどを通じて、 社員一人ひとりが感じている主観的なものです。

そして、社風はあくまでもその企業で働く人の主観なので、良し悪しではなく、 働く人の感覚に合う、合わないというものです。



社風が手に取るようにわかるのが、「飛び込み営業」です。 }当社はコロナ禍以降、ずっとやっていませんでしたが、 それまでは飛び込み営業を定期的に行っていました。

飛び込み営業ですから、まったく面識のない会社をアポイントなしで訪問します。



飛び込み営業をされた企業は、突然の出来事なので面食らったような顔をする人が

非常に多くいます。

見ず知らずの人が突然訪問してくるのは、守備本能が働くという証です。

大袈裟に言えば、見ず知らずの人が自宅に土足に上がってくるようなものです…。

飛び込み営業している立場としては、相手の反応を見ると、

何となく社風や文化を垣間見ることができます。



今から数年前のことですが、ある商社を訪問しました。

玄関を入り、少し大きな声で… 「お世話になっております。株式会社リンケージM.Iコンサルティングの  長谷川と申します。本日、午後2時にK部長とお約束をしております。」 と伝えました。



目の前のデスクで仕事をしていた5人の女性社員は、 チラリともこちらを見ることもなく、完全無視です。

戸惑っていると、奥の方からK部長が小走りでやってきました。

完全無視という対応をされたのは生まれて初めてだったので、

正直なところ大変驚きました。



この会社が、どのようなマナー教育をしているのかはわかりませんが、

常識を逸脱していると感じました。



かと思えば、飛び込み営業でも笑顔で対応してくれる会社もあります。

非常に丁寧な言葉遣いで、当りもソフトです。

残念ながら、アポイントがなかったので、お目当ての担当者には

繋いでもらえませんでしたが、常識的な対応です。



このように、初めて訪問する会社では、

どのような社風や文化がなのかを垣間見ることができます。



つい先日、あるクライアントを訪問した際、たまたま中途採用の面接を行っていました。

私も関わっているプロジェクトだったので、同席をさせていただいたのですが、

大変に明るくて積極的な女性でした。

履歴書を拝見させてもらうと、職歴のところに知っている会社の名前がありました。

ただし、短期間で退職していました。



その理由を尋ねたところ「会社の雰囲気が合わなかった…」ということでした。

まだ若い女性ですが、しっかりと勤務先の社風を見ているんだなと感心しました。



会社という組織は、生まれも育ちも違う人が集まって、

ひとつの目的に向かって仕事をします。

そして、目標を達成するには環境が非常に大切です。



前向きに取り組む人が多いのか、それとも嫌々ながら仕事に取り組む人が多いのか。

はたまた、同僚を思いやって仕事をしている人が多いのか、

自分さえよければいいと思って仕事をしている人が多いのか。

これだけで会社の雰囲気は雲泥の差です。



社風を作るうえで、一番影響を与えるのは社長の考え方や言動です。

また、社風や文化を作っているのは社長ばかりではなく、

そこで働く人も大きな影響を及ぼしています。

入社したての時は社風が気になりますが、しばらくその環境で働いていると

適応してしまうのが人間です。



そして、入社したての時に気になっていた社風も気にならなくなります…。

そうならないためにも、常に新鮮な感性でいる努力をしてください。



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