
これは、私が所属する異業種交流会での出来事です。
数人である会議をやっていたのですが、ここに参加していたまだ入会して数ヶ月の女性がいます。ランチミーティングをやっていたので食事をしながら会議をしていました。食事を食べ始めてしばらく経った頃、この女性が食レポのようなことを話はじめたのです。
とにかく食事を褒めるのです。
声色といい、コメントといい、それはそれは素晴らしいものでした!
そこで今日は、褒め方についてわかりやすく解説します。
本当に驚きました。とにかく褒めるのが超上手いのです!
彼女はアッという間に、「褒め上手」というニックネームが! あまりに褒めるのが自然で上手いので、営業活動のリード獲得や初訪には最適だと思いました。
実は、上司の力量が問われるのは、部下を叱る時ではなく、部下の努力を褒める時です! 弱点はわかりやすいですが、頑張りのポイントは流動的で、注意深く観察していないとピントがずれます。そして、見当違いな褒め方は侮辱になるリスクもあります。 つまり、「部下をどれだけ観察できているのか」を上司は常に見られています。
このように、部下を褒めるのは思っている以上に難しく、部下を褒めるのが苦手だという上司を昔からよく耳にしていました。決して私も得意というわけではなく、どちらかといえば苦手な方です。ですから、褒め上手になる方法を知りたいと思っています。
では、効果的な褒め方のポイントを紹介します。
1.「観察力」を磨く
褒める上で最も重要なスキルは「観察力」です。
社員の努力や成果は一目でわかるものではなく、日々の行動や仕事の進捗の中に隠れています。観察力を高めるために、日常的に社員の業務状況やコミュニケーションに目を配りましょう。
たとえば、売上目標に向けた小さな進歩や新しいアイディアの提案、チームメンバーへの助け合いなど、細かい部分まで見逃さずに観察することで、的確な褒めポイントが見えてきます。
2.「具体的な行動」を褒める
社員に対する褒め言葉は、曖昧な表現よりも具体的な行動に基づくものであるべきです。「すごいね!」と一言で済ませるのではなく、「あのクライアントへの提案方法が素晴らしかった」「〇〇プロジェクトの進行がとてもスムーズにいっているね」と、相手が実際に行ったことを明確に指摘しましょう。
これにより、社員が自分の行動の何が評価されたかを理解しやすくなり、次にどのような行動をとるべきかもイメージしやすくなります。
3.タイミングの重要性
「褒める」タイミングは非常に重要です。 行動や結果に対する褒め言葉は、できるだけ早いタイミングで伝えることで、その行動が望ましいと理解しやすくなります。たとえば、難しい交渉を成功させた直後や、厳しいプロジェクトを期限内に完了させた時にその努力を褒めると、達成感と自信が倍増します。 逆に、タイミングを逃すと、褒め言葉の効果は薄れ、相手が何を褒められたかさえ覚えていないこともあります。
4.「感情」を込めて伝える
褒め言葉はただの言葉の羅列ではなく、感情を込めて伝えることが大切です。 単に「ありがとう」や「助かるよ」と言うのではなく、その言葉に自分の気持ちや驚き、感謝を乗せて表現することで、相手もその言葉を真剣に受け止めます。たとえば、「君がいて本当に助かっている」と、相手がいなければ困難であったことを強調することで、相手にとっての存在価値を明確に示すことができます。
5.褒めすぎに注意する
褒めることが大切だとはいえ、褒めすぎは逆効果です。 社員は、自分の行動や成果が本当に価値あるものであるか疑念を抱く可能性があるため、適切な量を保つことが重要です。 また、褒め言葉が頻繁になると、それが日常のルーチンとなり、やがて効果が薄れてしまいます。適切なタイミングで、重要な行動や成果に対してのみ褒め言葉を使うように心がけましょう。
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