諦めていませんか?教育は時間がかかるもの!
- 社長の大学★長谷川博之
- 2020年1月19日
- 読了時間: 3分
先日、あるベテラン経営者と話をしていると、「あいさつ」の話題になりました。
あまりにも、ごくありふれた話題なのですが、経営者の中にはあいさつを重要視している人がことのほか多いのが現実です。
たかがあいさつ、されどあいさつなのです!
また、別の経営者からは「ちゃんとあいさつができるようになるには、どうしたらいいだろうか?」と相談されたこともあります。
この経営者は、あいさつのほかにも、「3S(整理・整頓・掃除)」「報告・連絡・相談」
も重要視していました。
いずれも仕事というよりも、人生の基本となるものです。
それほどまでに、人生の基本ができていない人が多いということなのでしょうか。
私も人のことは言えませんが、このようなことを意識し始めたのは、40歳を過ぎてからです。
それ以前は「仕事さえちゃんとやっていればいい!」と思っていました。
正直に告白すれば「あいさつ」「3S」「報連相」と、売上や利益の相関関係がわかりませんでした。
つまり、あいさつを上手にやると売上が伸びたり、3Sをやると利益が伸びたりするという
関係のことです。
データがありませんので何とも言えませんが、好感の持てるあいさつをすれば、お客様を不快にさせることはありません。
そして、しっかりした人だという印象を与えることができます。
人間は、このようなお店から買ったり、このような会社に頼もうと思います。
ですから、売上は伸びます。
3Sもそうです。
たとえば、工場内を整理・整頓・掃除をすると、長い間使わないようなムダなものはなくなり、部品や道具を探す時間が減り、気持ちよく仕事ができるようになります。
結果、利益が増えることのなります。
実際、徹底した3Sを行って、大きく業績を改善した会社は数多くあります。
このように「あいさつ」「3S」「報告・連絡・相談」は、売上や利益と密接に結びついています。
ですから、経営者はその大切さを説くのです。
さて私は一年以上に渡り、近隣の人へのあいさつを真剣に行ってきました。
それは、子どもも大人も、男性も女性も、分け隔てなくすれ違った人にあいさつをしました。
その中で気づいたことは「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」などのあいさつをすると、女性は笑顔で返事をしてくれます。 ところが男性は、小さな声で返事をしたり、下手をすると機嫌が悪そうな表情で軽く会釈する程度です。
中には、しかとする人もいます。
事務所のマンションの住人なので、初めてお会いする人ではありません。
少なくとも年に数回はお会いする人たちです。
これが現実なんだと、カルチャーショックを受けました。
もしかしたら、私のあいさつのやり方が悪いのかと思った時期もありました。
笑顔で元気よくあいさつしていたつもりだったのですが。
そんなことを考えつつ、しつこいくらい私の方からあいさつをしていました。
そうしたところ先日、ある中年男性が大きな変化を見せたのです。
今までは、すれ違っても軽く会釈をする程度だったのですが、なんと先方から声をかけられたのです。
「こんばんは!」と元気よく。
もしかたら、いいことがあったのかもしれません。
何があったのかわかりませんが、何だか嬉しくなりました。
あるベテラン経営者が言っていましたが、ある社員に「おはようございます」とあいさつをし続けて、3ヶ月後にようやくあいさつを返してくれるようになった人がいたと。
人が変わるといのは、時間がかかります。 粘り強く、変わることを信じて、一方的かもしれませんが行動をし続けることが大切だということを学んだ事例です。
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