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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

部下が書きたくなる営業日報とは?


多くの中小企業の営業マネージャーにとって、部下の指導や育成、そしてチーム全体の目標達成は重要な課題です。その中で、営業日報は日々の活動内容や成果を把握するためのツールとして活用されています。しかし、ただ提出させるだけでは、部下の自発的な成長を促すことは難しいのが現実ではないでしょうか。そこで今日は、部下が書きたくなる営業日報についてわかりやすく解説します。



多くの場合、営業日報は形式的な報告に終始し、具体的な行動改善やスキルアップに繋がらないケースが見受けられます。日報が「上司への義務的な報告」と捉えられ、部下にとっては負担でしかないと感じられているからです。そこで重要なのが「日報の質」です。日報を通して、部下は自身の行動を客観的に振り返り、成功体験や課題を分析することで、自発的な成長を促すことができます。



同時に、マネージャーは日報から得られる情報を活用し、的確な指導や効果的なフィードバックを行うことで、部下を成功へと導くことができます。日報を通して得られる効果は、①自己成長の促進、②コミュニケーションの円滑化③組織力の強化です。



日報を通して部下の成長を促すためには、まず「部下が自ら進んで書きたくなる日報」にする必要があります。日報を「面倒な作業」ではなく、「自身の成長に繋がるツール」と認識させることが重要です。



では、部下のモチベーションを高める日報作成のポイントを紹介します。



①明確な目的と目標設定

何のために日報を書くのか、その目的を明確に伝えることが重要です。

「売上目標達成のため」「顧客との関係構築のため」「自身の営業スキル向上のため」など、具体的な目的を共有することで、日報への意識が変わります。


②シンプルで書きやすいフォーマット

複雑なフォーマットや膨大な項目は、部下の負担を」増やし、モチベーション低下に繋がります。シンプルでわかりやすく、記入しやすいフォーマットを採 用することです。


③建設的なフィードバック

上司からのフィードバックは、部下のモチベーション維持に大きく影響します。

単なる指摘や評価ではなく、具体的な改善策やアドバイス、そして努力に対する賞賛を伝えるように心がけてください。



日報を通して得られた情報をもとに、部下の行動変革を促すためには、具体的な指導が必要です。以下の4つのステップを参考にしてください。



①共感と傾聴

 ずは、部下の状況や気持ちに寄り添い、共感することが大切です。

「昨日は新規顧客への訪問、お疲れ様でした」「目標達成に向けて努力したんですね」など、労いの言葉を伝えることから始めまてください。


②具体的な行動分析

部下の報告をもとに、具体的な行動を分析します。

「なぜうまくいったのか」「なぜうまくいかなかったのか」を具体的に分析することで、成功体験の再現や失敗からの学びを促します。


③改善策の提案

具体的な改善策を一緒に考え、提案します。

押し付けではなく、あくまで部下が主体的に行動できるよう、選択肢を提示する形が望ましいでしょう。


④次回行動への落とし込み

具体的な改善策を実行に移せるよう、次回の行動計画に落とし込みます。

目標達成のための具体的な行動を明確化し、スケジュールや担当者を決めることで、責任感を持って行動できるよう促します。「次回は〇〇を意識して取り組んでみよう」「来週の訪問までに〇〇の準備をしておきましょう」など、具体的な指示を出すことが重要です。




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