世の中どんどん便利になり、一人で様々な職業に従事することが当たり前に なろうとしています。
ひとつの会社に一生勤めるのも正解、いくつもの会社で掛け持ちで働くも正解です。
それは、個人の価値観で決めることです。
かつての日本のように、お手本となる生き方があるわけではありません。
このような背景もあり、新卒の離職率が高くなっているのかもしれません。 その原因のひとつが上司です。
そこで今日は、部下を育てられない上司についてわかりやすく解説します。
先日、新卒採用後の離職率のデータを読む機会がありました。
これによると、大卒の新卒採用後3年以内の離職率は平均32.8%という結果が出ました。
つまり、大卒の新卒が10人いれば、3年以内に3人は辞めるということになります。
このように早期離職率が高くなると、コスト面で大きなデメリットが生じます。
高い採用コストがかかっていることに加えて、入社後は一人前にするために
教育に力を入れます。
これは、先行投資といっても過言ではありません。
入社して3年といえば、独り立ちできる頃です。
企業にとって、その頃に離職されるのが一番の痛手となります。
早期退職の理由としては、3割の人が「同期との交流の少なさ、関係性によるもの」
と答えています。
これはコロナ禍の影響でテレワークやリモートワークが急速に増えたことに起因します…。
コロナ禍が終息したとしても、テレワークのメリットを享受した企業は継続するでしょう。
また、人材不足ですから全国から優秀な人材を採用しようという動きが活発化します。
そうなると、テレワークが必須となります。
益々、社員同士のコミュニケーション不足が課題になります。
この件に関しては、ザイボウズなどの企業が組織を活性化するためのグループウェアを
リリースしていますので、こういったツールを使うのもひとつの方法です。
さて、離職の話題になると、上司と部下の関係にも注目する必要があります。
上司の中には、部下を育てられない人がいます。
これでは、部下の能力を開花させることができません。
部下が育たないということは、結局のところ上司が困ることになります…。
部下が育たないので、上司がいつまでもプレイングマネジャーということになります。
部下を育てられない上司には共通の特徴があります。
ほとんどの上司は部下に対して、「任せるよ!」という言葉をかけます。
これは、部下に期待をこめているということでもありますが、
社交辞令的な側面もあることは確かです。
ですから、上司と部下の間で認識のギャップが生じて人間関係に亀裂が入ります。
部下を育てられない上司のひとつめは、部下に仕事を任せたと言いながら、
途中から細かく指示を出したり、口を挟んでくる人です。
ほとんどの上司がこのタイプになります。
「やり方が違う」「その方法で大丈夫なのか?」「もっと○○した方がいいぞ」などです。
ふたつめは、部下に仕事を任せているということは、当然失敗することもあるわけです。
ですから、上司のスタンスとしては「何かあれば、私が責任を取る」ということです。
ですが、「何かあれば、私が責任を取るから思い切って力を発揮してくれ」と言える上司がどれだけいるでしょうか。
いずれにせよ、これらは部下を信じ切っていない態度です。
最後は、部下に任せる範囲を決めていない上司です。
任せた方も任せられた方も、共通認識がないままだと「そこまで任せていない!」
「任せると言ったのに!」ということになります。
上司と部下に誤解が生じて、人間関係が悪くなるパターンです。
このように、部下を育てられない上司の元で働く部下は離職率が高くなる可能性が大です。
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