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執筆者の写真社長の大学★長谷川博之

非常識な創業社長の特徴とは?


社長、特に創業社長は非常識な人が多い…。

非常識というのはいい意味で使っているので、誤解しないでください。

常識では計り知れない発想と行動力があるということです。



ですから、ごく常識的な一般人の感覚では理解できないことが多々あります。

そこで今日は、社長の特徴をわかりやすく解説します。



私は、4つの経営者団体に加入しています。

千人近くの経営者と直にお話をさせていただきました。

創業者なのか、後継者なのかは、その人の雰囲気でおおよそわかるようになりました。



創業者はエネルギーに溢れていますが、後継者は人当たりはソフトな人が多いようです。

また、創業者は「俺についてこい!」的なブルトーザーのような人が多く、

後継者は興味が社内の整備に向いているため大人しい雰囲気です。

誤解のないように言っておきますが、どちらが良い悪いではありません…。

創業者には創業者の良いところがありますし、後継者には後継者の良いところがあります。



一体、日本には経営者が何人いるのだろうと調べたところ、

2019年のデータですが日本には会社が420万社あります。

つまり、420万人の社長がいることになります。

いくつかの会社の経営者を兼ねている人もいるでしょうから400万人程度かもしれません。

人口は1億2千万人程度なので、おおよそ30人に1人が経営者だという計算になります。



さて、創業社長はなぜ創業したのでしょうか?

起業するきっかけは、大きく分けて4つあるそうです。



1.能力・経験を活用したい、

2.ニーズを発見した、

3.他者から依頼された、

4.己の信念を貫きたいです。



時代変われば、創業の理由も180度変わりますね。

1960年代の高度成長期に創業した経営者は、

「お金を稼ぎたい」「いい暮らしがしたい」など、マイナスからの脱却が

創業の理由でした…。

今とはまったく異なりますね。



以前、ある人に「旦那さんが起業したいと言ったらどうする?」と、

質問したことがありました。

「絶対に反対する」と即答でした…。

わざわざ、リスクを背負ってまで起業しなくてもいいということです。

30人の奥さんがいれば29人は、起業反対ということです。



このような話を聞くと、社長になる人が非常識なのも頷けると思います。

世の中は、起業を反対する29人の方が当たり前の感覚=常識なのです。



創業社長には、いくつかのタイプがあります。

圧倒的に多いのは、前職で圧倒的な成果を出した優れた能力を持った人です。

前職と同じ業種で創業すれば、スキルはあるわけですから、すぐに仕事に結びつきます。



それに加えて、人並みはずれたバイタリティもあります。

何がなんでもやり通す根性もあります。

社内では、親分肌のワンマンタイプです。

高度成長期に創業した経営者は、間違いなくこのタイプがほとんどでした。



また、これで良かった時代です。

「やればできる」というような根性論がまかり通っていたからです。



このタイプは、やる気と根性とスキルさえあれば、

誰でもが経営者として成功できると思っている節があります。

ですから、社員も自分と同じことができると勘違いしてしまうのです。



ところが、経営者と社員では覚悟が違いますから、

経営者の思った通りに社員は動いてくれないのが現実です…。

社員にしてみれば、この感覚がまったく理解できないのです。

社長と同じことができないから社員なんだという意識が、どこかにあります…。



一方、創業社長は、「うちの社員は、なぜできないんだ!」

「なぜ、やる気を出さないんだ!」と、イライラを募らせます。

このような意識の経営者は、今も多数います。

いずれにせよ、経営者の常識と社員の常識は違うということを自覚してください。




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