見ず知らずの人同士がお互いの距離を縮めたり、仲よくなるには「自己開示」をすると良いと言われています。そこで今日は、自己開示についてわかりやすく解説します。
自己開示とは、自分に関するプライベートな情報を相手に話すことです。自分の生い立ちや趣味、過去の失敗を打ち明ける、自分の思いや意見を正直に話すなどが、自己開示の代表的な例です。
コミュニケーションにおける自己開示は、信頼関係を築くのには欠かせません。そして、自分から自己開示すれば、返報性の法則によって相手も自己開示しやすくなります。結果、お互いが自己開示したことになり、非常に親しくなれます。
初対面の人や知り合って間もない人とのコミニケーションは、相手の性格や考え方がわからないため、どうしても警戒心を抱いてしまいます。お互いのことをよくわからないままコミニケーションを続けると、警戒心を和らげることができません。そこで大切なのは積極的に自分がどのような人間かを相手に説明する自己開示です。
たとえば、アメリカ合衆国の大統領リンカーンは大統領選で、「私は多くのアメリカ人と同様、貧しい家に生まれた」と、生い立ちを包み隠さず話しました。その結果、リンカーンは多くの大衆から好感を持たれました。
自己開示のポイントですが、少し恥ずかしいと感じるくらいのことを正直に打ち明けると、「そんなことまで話してくれるなんて、心を開いてくれているんだ」と、相手は認識します。ただし、注意してほしいのは、自分を良く見せることを目的とした「自己提示」になってはいけないということです。
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